ASL 工法
ASL method
滑りにくく安全性を高めた滑り止め工事
「ASL 工法」とは
特殊技術「ASL 工法」は、大理石や御影石、セラミックタイルなどの素材の美観を生かしたまま滑り止め処理を施すことができる技術です。滑りの原理である「水の力」と、6 万から 10 万個の小さな穴が生み出す「吸盤力」を利用することにより、驚くほど抵抗力を増大させることができるという魔法のような特殊施工技術です。
ASL 工法の特殊技術は、雨の日のマンション・デパート・スーパーマーケット・アミューズメント施設のエントランス床や駅のコンコースはもちろん、裸足で歩くような浴室・プールサイドにもご活用いただくことができ、スーパー銭湯・旅館・ホテル・老人介護施設・病院などにも最適な技術です。
ASL 工法は、施設の利用者を転倒事故から守り、「快適で安全な歩行空間」を提供するための施工方法です。導入施設の管理者の方、ご利用者の方々にも必ず喜んでいただけるものと私たちも確信しております。
これからの高齢化社会に向け、また施設の安全対策の一環として、私たちはこの世の中から転倒事故を無くし、「社会の転ばぬ先の杖」となるべく、ASL 工法を広めて参りたいと思います。
Principle
滑り止めの原理
Question / なぜ「滑り」が起こるのか
通常、床面と足が密着した状態で歩行すればガラスの上でも滑りにくいものです。しかし、床面と足の間に水や油分等の別要素が入り込むことにより 「滑り」が発生してしまいます。特に浴室やプールサイド等水周り関係の場所では、水垢や温泉成分、体脂肪分等が付着することもあり、さらに滑りやすい状況が作られます。また、クッション性のある履物が滑りやすいのは、中に入っている空気がすべりの要因になっているためです。
穴に入った水の表面張力効果を利用してできる力が滑り止めの原理です。一つ一つの穴の大きさは小さくても、無数の穴の集合体となれば大きな力となり、抜群の滑り止め効果を生み出すのです。ASL 工法は、滑りの原因である「水分」を逆に活用し、高い滑り止めの効果を実現してしまう画期的な工法なのです。
ASL 工法は、石材に含まれる軟らかい成分を特殊液剤との化学反応で溶かし、床材に直接約 7 マイクロメートルの穴を開けます。穴の数は成人男性の片足で一歩踏み込んだ場合、6 万から 10 万個の穴を踏んでいる状態になるほど。床が濡れると、それら無数の穴の中に水が入り足底との吸盤力が強まるため、水の移動が抑えられて滑りにくくなるのです。
Effect・Feature
効果・特徴
1持続的な効果
ASL 工法は水に濡れた時、特に高い滑り止めの効果が発揮されます。また、床材に直接空けた穴がなくならない限り効果が保たれ、床材自体の磨耗速度は施工前後で変わらないので、施工後 5 年以上も効果が持続します。歩行頻度の少ない場所なら、さらに長期間効果が持続されます。
2優れた安全性
ASL 工法によって床材に空ける穴の大きさは約 7 マイクロメートル。これは、ほぼ人間の赤血球と同じ大きさで、スギ花粉のおよそ 10 分の 1 です。電子顕微鏡でなければ確認できないくらい小さな穴のため、床材に凹凸ができることなく、美観や質感を最大限に活かしながら高い滑り止め効果を得ることができるのです。
3短時間で施工が可能
ASL 工法は特殊な液剤を用いた施工のため、大掛かりな重機などを一切使用することがありません。施工時は騒音や粉塵、匂いがほとんど出ないので周囲を気にすることなく、昼夜を問わず都合の良い時間帯での施工が可能です。
4アフターメンテナンスが簡単
施工後、特別な道具等を使用したメンテナンスは一切不要です。ただし、床材の表面に汚れが付着すると ASL 工法の効果が正しく発揮されないことがあるので、通常の清掃方法で汚れをしっかりと取り除いてください。また、施工後の床材にワックスなどの処理を施すとせっかくの滑り止め効果が失われてしまいます。
対象となる材質
Flow
施工手順
Example
施工例
東京都・神奈川県を中心とした関東一円へと対応いたします。
東京都・神奈川県を拠点に県内、関東一円での
住宅の外装・内装リフォームからマンション・ビル・工場の修繕・改修工事を承っております。